マルチ質量選別機　MWI

クオリカプス株式会社

第1章　1.17 検査 質量選別

【概要と原理】

• 1台で錠剤、ソフトカプセル、ハードカプセルなど、さまざまな経口固形製剤の質量を測定選別することができる。
• ホッパーに供給された製剤は定量供給装置で、吸着ドラムに吸着・切出し、移送ローラーのポケットに移し替え、1個ずつ計量部にのせる。
• 計量部には信頼性と応答性に優れた電磁平衡式秤を使用し、0~500㎎の範囲で±2mgの精度を有する。
• 質量範囲外と判定された製剤は、良品数、不良品数、統計計算、度数分布などをタッチパネルに表示し、プリンターを搭載しておりプリントアウトも可能。

【装置の特徴】

1. 製剤と接触する部品は、容易に分解および洗浄が可能。
2. 電子天秤を搭載し、稼働中にインターバルで電磁平衡式秤の検証を行いながら生産できる。
3. 不良品が良品に混入しないように不良排出確認装置を標準装備。
4. 稼働中に一定のインターバルで秤のゼロ補正を行う。
5. 騒音・振動がなく静粛性に優れ、高精度高処理能力を保証している。
6. 全列の電磁平衡式秤のキャリブレーションを一括して行うことが可能。
7. 吸着切り出し方式により、製剤ごとに必要な交換部品を極限まで共通化。
8. 交換部品の組み換えは、部品点数が少なく、工具レス。

【仕　様】

処理能力：最大100,000個/時