第1章 1.16 印刷
インクジェット印刷
【概要と原理】
- インクジェットによる非接触印刷機
- 印字補正機能を標準装備(X、Y、θ、異形長軸傾き)
- 印字検査機能を標準装備
- ソフトカプセルをはじめ様々な剤形に対応したインクをラインナップ
【装置の特徴】
- ドラム搬送方式を採用
1)高精度印刷
2)安定稼働
3)部品点数削減
- 交換部品が少ないシンプル構造、かつ高い再現性によりOP様のご負担を軽減
- 低ランニングコスト
【錠剤印刷機と外観検査機機能を統合した次世代錠剤印刷、外観検査システムの取組み:IIM-P】
IIMに外観検査ユニットをプラス、1台で錠剤の印刷から外観検査(表面、裏面、360°側面、3Dによる表・裏面の凹凸)が可能となりました。これにより、製造における効率性や品質管理性が向上、また、型替えによる作業時間と機械導入コストの削減も図ることが可能です。
【仕 様】
【IIM】
適用錠剤 : 素錠、各種OD錠、FC錠、割線錠、ソフトカプセル
形状 : 丸錠、異形錠、カラテ
処理能力 : 常用200,000~400,000錠/時
印刷検査 : カスレ、にじみ、位置ずれ、印字欠け、印字エリア外の異物付着、無印字
外観検査 : 割れ、欠け、異物(金属、黒点、繊維状)、変色
装置重量 : 2,500kg(本体)、200kg(判断部)
【IIM-P(プレミアム)】
適用錠剤 : 素錠、FC錠、糖衣錠、異形錠、割線錠他(錠剤種類、形状による)
処理能力 : 常用200,000~300,000錠/時
検査精度 : 25μ相当
錠剤サイズ:φ5mm~10mm(左記以外も対応可能)
検査箇所 : 表面、側面(360°)、エッジ(異物、割れ欠け、凹凸など)、チッピング