SPHEREX®(スフェレックス)

フロイント産業株式会社

第1章　1.10 カプセル充填 シームレスカプセル

【概要と原理】

• 粒径1～5mmφのシームレスミニカプセルを製造。
• 粒径3mm以上であれば重量偏差3％以内の高精度で製造可能。
• 右図の同心二重ノズルの内筒より芯物質を、外筒より皮膜物質を硬化液中に吐出させると、芯物質を中心に皮膜物質がその周囲を包囲した円筒状のジェットを形成。そのジェットは、界面張力によって2つの球状界面を形成し、界面に挟まれた皮膜物質は冷却液によってゲル化されシームレスミニカプセルを形成。また、そこに一定の振動を同期させ、重量ばらつきの小さいシームレスミニカプセルを製造。

【装置の特徴】

1. 粒径3～5mmφの継ぎ目のないシームレスカプセルが重量偏差3％以内の高精度でかつ簡単に生産できる。
2. 粒径1mmφの小粒子が得られるので、難溶性薬剤のバイオアベイラビリティー改善や大腸到達製剤などのDDS製剤として活用できる。
3. カプセルの形成状態はモニター画像により観察でき、簡単な操作で条件設定が可能。

【仕　様】