FLOW COATER(フローコーター)FLO

フロイント産業株式会社

第1章　1.5 造粒 流動層造粒

【概要と原理】

• 流動層にスプレー装置をドッキングしたシステムで、流動化（浮遊懸濁）された粉粒体に液体（バインダー液，コーティング液，抽出液など）をスプレーし、粉体の造粒や粒子のコーティングを行なう装置。
• 流動層造粒は吸気エアーの温度・風量条件や液体スプレー条件のバランスのコントロールにより任意な造粒物を得ることができる。
• 赤外線水分計（モイスウォッチ）や粒子形状測定装置（グラニュトロニクス）を用いれば、精度の高い自動運転制御が可能。
• 分解洗浄が容易な装置であるが、自動洗浄装置（図2）を用いると3次元回転ノズルによる高圧水自動洗浄ができ、缶体の内壁付着物残留が驚異的に減少。また、固定ノズルによりスクリーン裏面や本体下部の洗浄も可能で、洗浄の省力化とバリデーションが確実である。

【装置の特徴】

1. 崩壊性・流動性に優れ、溶けやすいポーラスな造粒物の製造に適している。
2. 細粒・顆粒製品・打錠用顆粒などの生産や顆粒・ピルのコーティングに適している。
3. 一台の装置で混合～造粒～コーティング～乾燥といった複数の工程を連続して行なうことができる。

【仕　様】